しもじょうのやまいぬをきるかたな
下條の山犬を斬る刀
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜道や野飼いの場で人馬を襲った山犬を刀や鎌で仕留め、その武具を社へ納めたと伝わる。
- 細部
- 剣術に長けた者が百姓の代理を務めた帰り、雨の夜に六万坊という難所へ差しかかると、背後から山犬が付いてきた。抜き打ちに払ったところ、翌日そこには胴を真っ二つにされた見事な狼が倒れていたという。弘化元年の出来事として源兵衛という名で語られる話もある。別の話では、野に放していた馬を食い殺された者が高津大権現の名を唱えて鎌で仕留めた。いずれも用いた刃物を清めて寺尾神社などへ奉納する結末を持つ。
- 広まり方
- 1943年の『伊那』所収、下條山人「山の民族」に三話がまとめて採録されている。
- 地域
- 長野県下條村
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ