おおずのとうげにあらわれるやまいぬのこうし
大洲の峠に現れる山犬の仔牛
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜の峠で行く手に現れ続けた仔牛は山犬の化けたもので、餅を投げてやると消えたという。
- 細部
- 竹ノ瀬の滝本福之氏が、父ヨシタロウ氏の実体験として聞いた話である。夫婦でムコヒラの村からの帰り道、夜の十時から十一時ごろに峠で一息ついていると、闇の中に仔牛が寝ていた。夜に牛と行き合っても触れてはならないと言われていたのに、ヨシタロウ氏は近寄っていく。妻が夫の腕を引いて逃げ出したが、どこまで行っても同じ牛が前に出る。そこで手元に餅があるのを思い出して投げると、牛はそれきり姿を消した。これは山犬が化けたのだという。アイノヒラに札があるため、村の内側では化かされないとも語られる。
- 広まり方
- 1986年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会による愛媛県喜多郡河辺村の報告に記録がある。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ