やまいぬ
山犬
国内
未確認生物
- どんな話か
- 雪の夜、峠で山犬の群れに襲われた修験僧が999匹を斬ったが、生き残った1匹にかみ殺されたという言い伝え。
- 細部
- 雪の降る夜、峠を通りかかった修験僧が群れをなす山犬に襲われ、とっさに近くのケヤキの大木へ登って難を逃れようとした。山犬たちは次々と飛び跳ねて僧に食らいつこうとし、僧は懐に仕込んだ杖の中の刀を抜いて応戦し、襲いかかる山犬を片端から斬り伏せていった。夜が明けてから木を降りて数えてみると、斬った山犬は999匹にのぼっていたが、最後の1匹だけは斬られてもなお息があり、僧はこの山犬に噛みつかれて命を落としたという。九佐衛門とはこの僧の名前として伝わっている。
- 広まり方
- 『宮崎県史 資料編 民俗1』1992年所収、徳永孝一執筆「峠・茶屋・宿」の項に記録がある。
- 地域
- 宮崎県諸塚村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ