やまいぬ
山犬
国内
未確認生物
- どんな話か
- 藤岡市法久への行き帰りに人の後をついてくる山犬で、無事に送られると挨拶をして帰った。
- 細部
- 藤岡市法久を訪れた話者の曽祖父の帰路には、決まって山犬が付き従ったという。山犬は姿を見せることなく、道の脇に茂る下草をがさがさと鳴らしながら歩調を合わせて進んできたが、歩く者が転ぶと噛みつかれる恐れがあった。無事に家までたどり着き縁側に上がってから「ご苦労さま、帰ってもらいてぇ」と声をかければ、山犬は静かに去っていったという。逆に山犬に付き添われなかった夜のほうが、かえって心細く感じられたと伝えられている。
- 広まり方
- 1982年刊『群馬県史 資料編27 民俗3』の世間話(動物に関する話)の項(井田安雄)に記録がある。
- 地域
- 群馬県藤岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ