やまひと
山人
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山で行方不明になった者が山人になるとされ、大きな足跡や天候急変など様々な言い伝えが残る。
- 細部
- 藤里町の山中では、行方不明になった人がそのまま山人になってしまうのだと語られてきた。カメラを持って入山した男たちが悪天候の末に消息を絶ち、片方は遺体で見つかったものの、もう一方は装具の一部が見つかっただけで、山人にされたのだといわれた例がいくつも伝わっている。行方の分からなくなった者について拝み手のゴミソに尋ねると、山人の仲間になって元気に暮らしているので心配しなくてよいと告げられることもあった。山人そのものの姿を見た者は少ないが、一尺から二尺ほどもある濡れた草履の足跡が沢の奥で見つかることがあり、これが山人の通った跡だとされる。峰づたいに歩く性質があるため峰の上で休んではいけないとも、沢で騒ぐと急に天候が崩れるのは山人の仕業だとも言われた。マタギの猟の合間に飯炊きの元へ現れることもあったが、山人が持つ巻物を突きつけると退散したという話も残っている。
- 広まり方
- 1993年および1996年の『女性と経験』所収、花部ゆりいかによる藤里町の山人伝承(一)(二)の報告に記録がある。
- 地域
- 秋田県藤里町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ