やまぐも
山蜘蛛
国内
未確認生物
- どんな話か
- 瘧病に苦しむ源頼光を法師の姿で襲った怪物を斬りつけたところ、血の跡の先の北野の塚に潜む山蜘蛛が正体で、頼光はこれに憑かれて病んでいたという。
- 細部
- 平安時代の武将源頼光は、夏のさなかにマラリアに似た瘧という熱病を患い、床に伏せる日々が続いていた。ある夜更け、灯りの陰から身の丈およそ7尺という大柄な法師が音もなく歩み寄り、縄をかけて頼光を捕らえようとする。とっさに刀を抜いた頼光がこれに斬りつけると、法師の姿はかき消え、あとには血の跡だけが残された。その跡をたどっていくと、北野の裏手にある大きな塚の中にたどり着き、そこには4尺ほどの大きさの山蜘蛛がうなり声を上げてうずくまっていたという。頼光を長らく苦しめていた病の正体は、この山蜘蛛による取り憑きだったと分かったのである。
- 広まり方
- 旅と伝説1933年掲載、浅井正男「酒呑童子伝説考」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ