やまちち
山ちち
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山から山へ飛ぶほど大きい山ちちが、桶屋の竹細工に驚いて逃げ、猟師をも風呂桶で担ごうとした昔話。
- 細部
- 山ちちは山から山へひとっ飛びするほど巨大な存在だという。ある桶屋が仕事をしていると山ちちがやって来たが、桶屋が竹を曲げるたびに竹の端がぴしぴしと山ちちに当たるので、たまらず逃げ出してしまった。それ以来、山ちちは桶屋の姿を見るだけでどこまでも逃げるようになったという。また別の話では、山奥で見目のよい男に出会った若い猟師が風呂を勧められ、油断したところを風呂桶ごと閉じ込められてしまう。男は「ええ猟をした」と喜びながら桶を担いでいったが、休憩の隙に猟師が逃げ出すと、正体を現した山ちちは「ええ猟を放した」と悔しがったという。
- 広まり方
- 1978年の『西郊民俗』所収、中岡之子「阿波北がたの昔話(三)」に記録がある。
- 地域
- 徳島県美馬市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ