やまぶしのしんたく
山伏の神託
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 鰊の不漁に悩んだ村人が山伏に祈祷を頼み神託を得たと喜んだが、結局鰊は来ず不漁がさらに深まったという話。
- 細部
- 不漁の年が続いて困った村の者たちが山伏を招き、祈祷を依頼したことがあった。山伏は十七日にもわたって食を断ちながら祈りを捧げ、やがて良い知らせを得たと言い出した。話を聞いた村人は歓喜し、漁に備えて新しい網などをこぞって用意したという。ところが待てど待てど、一匹の鰊も海には現れなかった。そのまま漁のできる季節そのものが終わってしまい、村の暮らしは以前よりも一層苦しいものになったと伝えられている。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』所収、深瀬春一「鰊に関する伝説」に記録がある。
- 地域
- 北海道松前町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ