やまぶしのぜっしょく
山伏の絶食
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 上ノ国の山伏が祈祷の褒賞を村人に拒まれて絶食死し、死後も鰊を大漁させたが祟りも及んだという伝承。
- 細部
- かつて上ノ国で漁の不振に悩んだ村人が、山伏に祈祷を頼んだところ、山伏は大漁が叶うなら自分の頼みも聞いてほしいと申し出た。すでに漁の時期は過ぎていたにもかかわらず祈りの効果で大漁となったが、村人は交わした約束を果たさなかった。これに怒った山伏は食を断って命を絶ち、その言葉のとおり以後は不漁の年でも上ノ国だけは鰊が寄り続けたという。恩を仇で返された恨みが幸運と災いの両方を招いたとされ、村では山伏を神として祀るようになった。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』所収、深瀬春一「鰊に関する伝説」に記録がある。
- 地域
- 北海道上ノ国町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ