やまばと
山鳩
国内
未確認生物
- どんな話か
- 父を餅で亡くした子が「父粉食え」と泣いた声が、山鳩の鳴き声の由来になったという昔話。
- 細部
- 父と二人で暮らしていた男の子がいた。山で餅を食べていたとき、父親がその餅を喉に詰まらせてしまう。子供は家まで粉を取りに走ったが、戻ってきたときにはもう間に合わず、父親は死んでしまっていた。子供は「父(てで)粉食え、父(てで)食え」と泣き叫んだと伝わる。この叫び声がもとになって、山鳩は「てて、こくえ。てて、こくえ」という調子で鳴く鳥に変わったのだと語り継がれている。子を失う側ではなく親を失う子の悲しみが、鳥の鳴き声の由来として結び付けられている点が印象的である。
- 広まり方
- 2001年の『昔話「研究と資料」』所収、花部英雄による「鳥の昔話と飢饉-山鳩不幸を中心に-」に記録がある。
- 地域
- 秋田県潟上市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ