やまばばさま
山婆様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 毎年餅をつきに来た山婆を遠ざけたところ、こぼれ落ちていたシラミが実は金だったと知れた話。
- 細部
- 横通に住む昭和七年生まれの石浦寿春氏が語った話である。昔、餅つきの時季になると山婆が毎年やって来て手伝っていた。ただしその姿は不潔で、動くたびにシラミがこぼれ落ちる。家の者は嫌がって、もう来ないようにと餅をつく日を偽って別の日に済ませた。おかげで山婆は現れなくなったのだが、後になって、こぼれていたシラミは実のところ金だったのだと分かったという。福を運ぶ来訪者を見た目で退けてしまう失敗譚として語られている。
- 広まり方
- 1986年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会による愛媛県喜多郡河辺村の報告に記録がある。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ