やくしいし
薬師石
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 家を建てる際に邪魔だと掘り起こそうとした大工が原因不明の腹痛で急死した、古びた祠に祀られる石の由来譚。
- 細部
- 松林に囲まれた古い墓地の中、小さなお堂の内に据えられている石にまつわる話である。かつてこの場所に家を建てようとした大工が、邪魔になるからと石を掘り起こしにかかったが、作業は思うように進まなかった。その大工はほどなく腹痛を訴え、三日後に息を引き取ったという。祟りを恐れたためか、現在では石の前に薬師仏が祀られており、土地を動かすことへの畏れが信仰の形として残された例といえる。
- 広まり方
- 1933年の『旅と伝説』所収、辰井隆「兵庫県神戸市布引附近」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県神戸市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ