はままつのえききとなまくびのはこ
浜松の疫鬼と生首の箱
国内
未確認生物
- どんな話か
- 浜松で謎の老僧一行に遭遇した男が、差し出された箱の生首に驚いて追い払うも、その臭気のせいで連れが長く体調を崩したという話。
- 細部
- 遠州浜松でのこと、身の丈が六尺をこえる大男の老僧が赤い衣をまとい、左手に赤木でできた錫杖、右手に払子を携えて現れた。大勢の弟子を引き連れたこの僧と押し問答になったところ、僧は一つの箱を差し出してきた。恐る恐る蓋を開けてみると中には生首が納められており、たちまち鼻を刺すような異臭があたりに漂った。驚いた一同が声を張り上げると老僧の一行はかき消すようにいなくなったが、鼻についた臭いだけはなかなか取れず、居合わせた同行者は以後しばらくのあいだ病がちになってしまったという。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成』第2期所収、百井塘雨『笈埃随筆』に記録された話。
- 地域
- 静岡県浜松市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ