やこつき
野狐憑き
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 資産家の息子に取り憑いた野狐が、詫びと祭祀を求めて家運を上下させたという憑依譚。
- 細部
- ある資産家の息子に野狐が取り憑き、家の運勢も傾いていった。狐の言い分によれば、寺の境内に棲む自分が長らく親に挨拶をしていないので、代わりに詫びを入れてほしいという求めだった。僧がその通りに詫びを済ませると家運は持ち直したものの、しばらくして再び取り憑き、今度は家運を戻してやったのに自分を祀らないことへの不満を訴えた。家人が言われたとおり狐の棲む寺に参詣させると、二声三声鳴いてから離れていったという。
- 広まり方
- 1955年の『岡山民俗』所収、土井卓治「九州で拾った話」に記録がある。
- 地域
- 熊本県熊本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ