やこながし
ヤコナガシ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 憑き物ヤコを追い出すため、供物を小舟や包みに入れて川や海へ流し送り出す儀礼についての記録。
- 細部
- 喜入では、ミコ(カンサマ)に頼んで祈祷を行ってもらったのち、一週間ほど経ってから小さな板に小豆飯や魚を載せ、それを川に流すヤコナガシという儀礼を行っていたという。西桜島では明治の中頃、盲目の僧であるザクツが御占いを行い、何日にもわたって祈祷を重ねたのちにミコを立てて改めて祈らせ、藁づとに供物を包んで家族が夜中のうちに海まで運び、そこで流してヤコを送り出したと伝わる。土地によって流す先が川か海かという違いはあるが、いずれも供物を水に流すことで憑き物を体から切り離そうとする発想は共通している。
- 広まり方
- 山陰民俗 1954年掲載、村田煕「隅薩のヤコツキについて」による。
- 地域
- 鹿児島県鹿児島市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ