よしのがりちょうのやこのひのたま
吉野ヶ里町の野狐火の玉
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜道や日中に現れる火の玉や幻影で、身振りで応じたり棒で払ったりすると去っていくという野狐(ヤコ)の怪異。
- 細部
吉野ヶ里町では野狐、通称ヤコと呼ばれる怪異が語られている。生暖かい晩に山の小橋へ差しかかると、向かいの山腹に青白く燃える玉が現れて真っ直ぐ近づき、橋の手前でぴたりと止まって消えたことがあり、遭遇した者はその晩のうちに体調を崩して数日動けなくなったという。別の晩には、山道の前方に大きな火の玉が現れ、握った拳の親指だけを立てて目の高さで左右に振ると、火の玉もそれに合わせて動き、やがて消えてしまったともいう。
また、夕暮れに庭先で豆をちぎっていた老婆の前で急に辺りが暗くなり、あるはずのない山影が見えたため、棒で周囲を何度か払うと元の明るさに戻り、犬ほどの大きさの狐が垣根を越えて逃げていったと伝えられている。
- 広まり方
- 1947年の『民間伝承』に掲載された石川二郎「野狐の話」に、これらの体験が記録されている。
- 地域
- 佐賀県吉野ヶ里町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ