やけどのまじない
やけどのまじない
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 火傷を負ったとき、池の大蛇と天竺の水を引き合いに出す唱えごとを口にしたという。
- 細部
- 上直瀬に伝わる火傷の手当てでは、薬を塗るより先に決まった文句を唱えた。奈良の猿沢の池に棲むという大蛇が焼けたという情景を持ち出し、続けて天竺の河原を流れる水を呼び、傷が黒ずんだり爛れたりしないようにと言い含める内容である。最後は真言のアビラウンケンソワカで結ぶ。熱を鎮める水の力を遠い異国の川に求める発想と、蛇の身に痛みを肩代わりさせる筋立てが組み合わさっている。
- 広まり方
- 1960年刊の『あゆみ―ふるさとの民俗―』所収、森正史監修による上直瀬(旧川瀬村)の民俗調査に記録がある。
- 地域
- 愛媛県久万高原町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ