ちののどうのさかのはかあとのあやし
茅野の堂の坂の墓跡の妖し
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜道に現れるとされた妖しで、堂の坂の墓跡ではアズキアライとともに出るため人が寄りつかなかったという。
- 細部
- 俗信の項では、道に出るものの名としてこの呼び名が繰り返し挙げられている。伝説のほうにはより具体的な語りがあり、堂の坂にはかつて堂が建ち、尼僧が住んで行き倒れた者や幼くして亡くなった子を弔っていたという。今では墓の跡が草に埋もれるばかりだが、その下手にこの妖しとアズキアライが現れるといわれ、人々は自然と足を向けなくなった。弔いの場と怪異の出没地が重なる点に、死者への畏れが土地の記憶として残された形が見える。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の俗信の章と、寺と堂の伝説の項に記録がある。
- 地域
- 長野県茅野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ