やかんづる
薬缶吊る
国内
未確認生物
- どんな話か
- やかんの姿をして木の上からぶら下がってくる妖怪。危害は加えないとする説もある。
- 細部
- 長野地方に伝わる妖怪で、名は「ヤカンヅル」「ヤカンズル」とも書かれる。夜遅く森を歩く人の前へ、やかんの姿をしたものが木の上からぶら下がってくる。危害は加えないとする説もある。柳田國男の「妖怪名彙(三)」(『民間伝承』第3巻第12号、1938年12月)に記録されている。青森県の「エンツコ下がり」、西日本の「釣瓶落とし」など、木や高所から器物・怪物が下がる妖怪の系統に並び、岡山県の「さがり」や高知県の「茶袋」も挙げられる。山田野理夫の児童向け書籍には、渇きを訴えると下りてくる話もある。
- 広まり方
- 柳田國男の民俗採集を通じて記録され、同系統の「ぶら下がり系」妖怪と並べて紹介されることが多い。
- 地域
- 長野県
- 年代
- 昭和初期(1938年の記録)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ