やぶがみ
藪神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 角島の集落ごとに、藪や古墳、耕作されない田の一角をヤブガミと呼んで祀る慣習が伝わる。
- 細部
- 角島東部の元山では、神事で使い終えた的や矢を捨てる場所として、境内近くの藪地をヤブガミと呼ぶ。同じ元山の集落内では、山中に残る古墳や竹藪もヤブガミと称され、祟りをもたらす恐ろしい神として敬遠されている。一方、島の西部にある尾山では、耕作をやめて小さな杜のようになった田の一角をこう呼び、その田を神様田と称する呼び習わしがある。この場合のヤブガミは、田に水を引く水神としての側面も持つとされ、同じ呼称でも集落ごとに指す対象や性格が異なっている点が興味深い。
- 広まり方
- 1990年の『民俗』所収、畑聡一郎「藪神考」に記録がある。
- 地域
- 山口県下関市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ