けつてきし
血滴子
Xuèdīzi
国外
物品・機械
- どんな話か
- 清の雍正帝が政敵の暗殺に使ったとされる、投げると相手の首を切り落として持ち帰るという伝説の暗器。正史には記載がなく近代の創作が広めたイメージとされている。
- 細部
- 政敵を次々と粛清したことで知られる清の雍正帝が、秘密裏に反対派を暗殺するために使わせたという伝説上の暗器で、放り投げると獲物の首にかぶさって瞬時に切断し持ち帰るという恐ろしい仕掛けとして語られる。『清史稿』など正史にその実在を裏付ける記録はなく、実在した皇帝直属の秘密組織「粘杆処」が誇張されて武器の伝説に転じたとする説が有力である。民国初期の文人・許指嚴が随筆集『十葉野聞』の中で雍正帝の暗殺兵器として描いたことが物語の原型の一つとされ、1975年の香港・ショウブラザーズ映画『血滴子』をはじめとする1960~70年代の香港映画が回転しながら飛来する円盤状の凶器として視覚化したことで、現在広く知られるイメージが完成した。
- 広まり方
- 近代の小説による創作を起点に、後年の香港映画が視覚的なイメージを確立したことで中華圏全域に「雍正帝の暗殺兵器」として定着した。
- 地域
- 中国(清代の北京が舞台とされる伝説上の暗器)
- 年代
- 近代(1915年の小説が起源とされる)
- 検証状況
- 創作起源が判明
特定の投稿・作品が起源だと判明している。 - タグ