うぃんちぇすたー・みすてりー・はうす
ウィンチェスター・ミステリー・ハウス
Winchester Mystery House
国外
場所・異界
- どんな話か
- 銃器会社ウィンチェスターの相続人サラ・ウィンチェスターが、亡き夫や娘、自社製ライフルの犠牲者の霊から逃れるために大邸宅の増改築を生涯続けたとされる、行き止まりの階段や意味のないドアだらけの屋敷にまつわる伝説。
- 細部
- サラ・ウィンチェスターは夫と幼い娘を亡くした後、1886年に購入したサンノゼの邸宅を1906年の大地震まで増改築し続け、160室・ドア2000枚・階段47か所という奇怪な建物になった。「霊媒師に工事をやめれば銃の犠牲者の霊に取り殺されると告げられた」という筋書きは、彼女の死後の1967年に出版されたスージー・スミスの心霊本『Prominent American Ghosts』が広めたもので、同書が名を挙げた霊媒師の実在は確認されていない。関節リウマチのため段差の低い階段を選んだなど、増改築には建築・実務上の合理的な理由もあったとみられている。
- 広まり方
- 1895年2月24日付のサンフランシスコ・クロニクル紙が、休みなく続く増改築を「死を恐れて建て続ける未亡人」という筋書きで報じたのが評判の出発点となり、1967年の『Prominent American Ghosts』で今日語られる形の物語に固まった。現在は観光名所として一般公開され、1960年の映画『13 Ghosts』や2018年の映画『Winchester』などで繰り返し題材にされている。
- 地域
- アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼ
- 年代
- 19世紀末〜20世紀初頭
- 検証状況
- 口承で流布
口伝えや報道で広まり、明確な起源が特定されていない。 - タグ