わらにんぎょう
藁人形
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 麻疹送りや厄落とし、葬送、虫送りなど、用途に応じて姿を変える藁人形を作り分ける習俗が伝わっている。
- 細部
- 小原の集落には用途に応じて何種類もの藁人形を作る習わしがあった。麻疹が流行した際には、目鼻を描かず手足だけを整えた人形をサンダワラに乗せて川に流し、病を送り出す。女性が数え33歳の厄年を迎えるときにも、同じようにサンダワラに乗せた人形を川に流して厄を落とした。葬儀の場では別の藁人形を棺の中に納める習わしがあり、また田畑の虫を追い払う虫送りの行事では、三尺ほどの背丈で頭と胴だけを作り、着物も目鼻も与えない人形を用いたという。一つの素材から死や病、厄という異なる災いを送り出す道具が使い分けられていた点が興味深い。
- 広まり方
- 2002年の『加能民俗研究』に掲載された、天野武「白山麓西谷小原の藁人形」に記録がある。
- 地域
- 石川県小松市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ