わら
藁
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 枚方市では田植えで苗を結んだ藁の輪の中に誤って苗をさすと、その米が植えた人の葬式の飯になるとされた。
- 細部
- 枚方市の田植えにまつわる言い伝えのひとつに、藁の扱いについての戒めがある。苗を束ねていた藁は、植え終えたその場所にきちんと捨てるのが決まりであった。うっかりして、まだ田に残っているその藁の輪の中へ次の苗を挿してしまうことがあれば、そこで育つ米は将来、挿した本人の葬儀に供える飯として使われることになるのだという。束ね役目を終えた藁をどこに置くかという些細な所作にまで、死をめぐる戒めが及んでいたことを示す話である。
- 広まり方
- 1916年の『郷土研究』所収、岡市正人「報告」に記録がある。
- 地域
- 大阪府枚方市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ