みのぶちょうのかっぱのわんかしどめ
身延町の河童の椀貸し止め
国内
未確認生物
- どんな話か
- お地蔵淵の底に住む河童が村の人寄りに膳椀を貸していたが、返さない者がいて以来、詫びの道具を添えても貸さなくなった。
- 細部
- 身延町にあるお地蔵淵は、別名を巴淵ともいい、その底にある岩の根元には河童が住んでいたと伝えられている。村で人寄せがあり多くの膳や椀が必要になったときには、この河童が貸してくれていたという。ところがある時、借りた膳を返さない者がいたため、河童はこれに怒り、それ以降は一切貸してくれなくなってしまった。その人物は詫びの気持ちから、返す膳に自分の商売道具である鑿を一丁添えて返したが、それでも河童の怒りを解くことはできなかったと伝えられている。
- 広まり方
- 1991年刊『甲斐路』掲載、影山正美「『椀貸し伝説』考―『市』の始原的風景を探る―」に記録がある。
- 地域
- 山梨県身延町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ