わんかしぶち
湾貸淵
国内
未確認生物
- どんな話か
- かま淵で斧を探した男が姫から木管をもらい何でも借りられたが、鶏を飼うなという約束を破り椀を貸してもらえなくなった。
- 細部
- 道志村のかま淵にまつわる、先の話とよく似た伝えである。ある男が誤って斧をかま淵に落としてしまい、水をくぐって取りに行ったところ、淵の中でお姫様が機を織っているのに出会ったという。男は落とした斧のほかに一本の木管を持ち帰ることになり、それを手にして淵の岸に立ち、欲しいものの名前を告げて頼めば、何でも貸してもらえるようになった。この淵は膳椀も快く貸してくれていたが、お姫様から鶏の声を聞かせないようにと言われていたにもかかわらず、男がその約束を忘れて鶏を飼ってしまったため、それ以降は何も貸してもらえなくなったと伝えられている。
- 広まり方
- 1991年刊『甲斐路』掲載、影山正美「『椀貸し伝説』考―『市』の始原的風景を探る―」に記録がある。
- 地域
- 山梨県道志村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ