いまばりののういんほうしのあまごいわか
今治の能因法師の雨乞い和歌
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 大三島の社で能因法師が一首を捧げると、たちまち豪雨が降りやまなかったという雨乞いの話。
- 細部
- 歌には天地を揺るがし鬼神の心を動かす力があるとされ、その証しとして語られてきた挿話である。伊予守実綱が大山祇の社で雨を請う祈りを立てた折、居合わせた能因法師が天の川の水を苗代へ堰き落としてほしいと神へ呼びかける歌を詠んだ。すると空はにわかに曇り、長く続く大雨となったと伝える。祈祷の作法や供物ではなく、詠まれた言葉そのものが効力を持ったとされる点に、この土地の雨乞い譚としての特色がある。
- 広まり方
- 1974年刊の『日本随筆大成第二期』に収める林自光『雑説嚢話』に記されている。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ