うわじまのわかみやさまのふたつのたたり
宇和島の若宮様の二つの祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 祠を退けた跡に建てた屋敷で病人が絶えず祀りなおした話と、殺された奥方を祀る若宮の由来。
- 細部
- 宇和島には若宮様をめぐる二つの伝えがある。三間町では、太宰氏が移ってきた際に若宮様の祠を取り払い、その跡地に屋敷を構えた。ところが家族の病が絶えないため祈祷を頼むと、そこは高貴な人を祀った場所だから改めて祀りなおせと告げられ、お封じをこしらえて今も盆ごとに祀っているという。津島町では、乱世に山へ逃れた殿様の奥方を、金目当ての猟師が手にかけた。以後その猟師の家筋には障りのある者が生まれるようになり、殺害の場所に若宮様として祀った。毎月一日、十八日、二八日にそこへ立ち入ると怪我をするという。
- 広まり方
- 1958年の『民間伝承』に載る大間知篤三の南予の狩り、俗信と、1983年刊行の『愛媛県史』第五章第三節の一、佐々木正興による御霊信仰の記述による。
- 地域
- 愛媛県宇和島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ