すおうおおしまのわかみやさまのよるのしょうぶ
周防大島の若宮様の夜の勝負
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 松田との争いで家来に討たれた若宮様の霊が、夜ごと勝負を挑みに現れるため、村人が祠を建てて鎮めた。
- 細部
- その昔、若宮様と呼ばれた人物が、いさかいの相手であった松田という者とこの地で刀を交えたことがあった。争いの最中、松田に付き従う家来が若宮様の背後に回り込んで斬りつけ、命を奪ってしまう。これを知った若宮様側の家来は仇討ちとして松田を討ち果たしたが、それでも無念は晴れなかったのか、若宮様の霊は夜になるたびに「勝負しようや」と声をあげ、鉦を打ち鳴らしながら現れ続けたという。困った村人たちは、ついに祠を建ててこの霊を祀り、鎮めることにした。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1933年掲載、宮本常一「周防の大島」に記録されている。
- 地域
- 山口県周防大島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ