わいら
わいら
国内
未確認生物
- どんな話か
- 牛のような巨体に、前足へ太く鋭い鉤爪を一本ずつ生やした妖怪。
- 細部
- 佐脇嵩之の『百怪図巻』や鳥山石燕の『画図百鬼夜行』をはじめ、18世紀の複数の妖怪絵巻に登場する。牛のような巨体に、前足へ太く鋭い鉤爪を一本ずつ生やした姿だが、描かれるのは上半身だけで、全身像は分からない。いずれの絵にも解説文がなく、正体不明の獣、山でモグラを掘り出す怪物、ヒキガエルが化けた緑色の怪物などの解釈がある。「畏(わい)」を恐ろしさと結びつけ、身をすくめた姿から名を説明する説も示される。多田克己は、「恐ろしい」と「畏れる」を対にしたものとして、おとろしと一対をなす妖怪と考えている。江戸期の随筆にも名が見え、「牛かわず」として淵に棲むと記す資料もある。
- 広まり方
- 絵巻の写しを通じて姿が伝わり、近代の妖怪事典で名が定着した。
- 地域
- 全国
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 口承で流布
口伝えや報道で広まり、明確な起源が特定されていない。 - タグ