うどじんぐうのひばしら
鵜戸神宮の火柱
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 沖で遭難しかけた漁師が鵜戸神宮などに祈ると、火柱や神の姿が現れて船を導いたという日南市漁村の霊験譚。
- 細部
- 日南市南郷町の漁師は、沖合で天候が急変して方角を見失ったとき、鵜戸神宮と榎原神社へ一心に祈った。すると鞍先灯台の方角と水島の方角に、自転車の車輪ほどの大きさの火柱が浮かび上がり、その光を頼りに船を進めて無事に戻れたという。同じ日南市には、暴風で気力が萎えかけた漁師の頭上を、気高い姿の神がすっと通り過ぎていったので目が覚め、仲間を励ましながら神の去った方へ舟を漕ぎ進めて港へ戻れたという話も伝わる。いずれも遭難しかけた漁民が神仏の導きで助かったとする信仰譚である。
- 広まり方
- 1992年刊『宮崎県史 資料編 民俗1』所収、田中熊雄「漁民の信仰」に記録されている。
- 地域
- 宮崎県日南市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ