うしろがみ
後神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 人の背後に突然現れて髪を引っ張るとされる妖怪。頭の上に一つ目を持つ女の姿で描かれる。
- 細部
- 人の背後に突然現れて髪を引っ張る妖怪で、頭の上に一つ目を備えた女の姿で描かれる。鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』に登場し、『狂歌百物語』など江戸期の文献にも記録されている。「後ろ髪を引かれる」という言い回しから生まれた創作とみられ、近代の資料では臆病な者の迷いにつけ込む臆病神の一種にも分類された。岡山県津山地方では、夜に女性の結った髪を乱し、熱い息を吹き、傘を飛ばし、うなじへ冷たい手または熱い手を当てて驚かせる。三重県には伊勢神宮に祀られ、子を勘当しようとする親を思いとどまらせる話もある。
- 広まり方
- 石燕の妖怪画集を通じて広まり、地方の伝承と結びついて具体的な怪異譚として再構成された。
- 地域
- 岡山県
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ