うしおに
牛鬼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 浜田市国分町・松原町には牛鬼にまつわる話が複数残り、漁師の一撃や老人の機転によって退治されたと伝わる。
- 細部
- 浜田市には牛鬼をめぐる話がいくつか伝わる。国分町では、大釜小釜と呼ばれる穴に牛鬼が棲みつき、沖に出てきては人をさらって食べていたといい、下府にいた大きな蜘蛛(蛟とも呼ばれる)としばしば争っていたと語られる。この牛鬼は、眠っているところを漁師に鉄砲で撃たれて息絶え、以後は姿を見せなくなったという。松原町に伝わる話では、松平家に仕えていた老人が夜の海上に城のような光景を見てすぐに消えるのを目撃し、翌日、八尺ほどの大男が泳いで近づき、力くらべをしようと挑みかかってきたという。それに対して老人が什比べを持ちかけると、男は大きな鮑を積んだ船を寄越し、持ち帰ったその男こそ牛鬼だったと皆から告げられたため、老人は鋼の玉で仕留めたと伝えられている。
- 広まり方
- 1991年刊『山陰民俗』に平賀英一郎が牛鬼考としてまとめた報告に基づく話で、国分町と松原町それぞれの退治譚として書き残されている。
- 地域
- 島根県浜田市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ