うしおに
牛鬼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 顔は牛とも鬼ともつかず、体は牛、尾は剣のような姿をして人や家畜を襲ったとされる、愛媛県南予地方一帯に伝わる妖怪。
- 細部
- 牛鬼は南予地方一帯で伝えられる妖怪で、史料上は江戸時代中期以降、各地の祭礼に登場することが確認できる。宇和島地方に伝わる伝説では、人や家畜を襲っていた牛鬼を退治するよう頼まれた山伏が、法螺貝と真言で怯ませたところを剣で討ち取ったとされ、流れた血が七日七晩にわたり隣接する高知・徳島・香川にまで及んで溜まり、「牛鬼淵」という地名が残ったとも語られる。加藤清正が朝鮮出兵の際に敵を威圧するために使ったのが始まりという説も語られるが、史実として確認されたものではない。
- 広まり方
- 南予地方各地の祭礼(宇和島市の「うわじま牛鬼まつり」など)で牛鬼の練物が練り歩く風習として現在まで伝わり、高知県側の一部地域にも分布している。
- 地域
- 愛媛県宇和島市等(南予地方)
- 年代
- 江戸時代中期以降(史料上の初出)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ