とうおんのやしろでくぎをうつびゃくいのおんな
東温の社で釘を打つ白衣の女
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 明治中期の深夜、社務所から覗いた祖父が、頭に蝋燭を灯した白衣の女が槙の大木へ釘を打つ姿を見たという。
- 細部
- 夜更けに聞き慣れない物音がするので、語り手の祖父が社務所の内から境内をうかがった。そこには白装束の女が立ち、頭に載せた枠へ蝋燭を灯しながら、境内の槙の大木に向かって釘を打ち込んでいたという。明治の中頃の出来事として語り継がれており、書物の中の作法としてではなく、実際に目撃された行為として伝えられている点に特徴がある。呪詛の場が村の鎮守の境内であったことも、この話の生々しさを支えている。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』所収、武智成彬「重信郷村昔話」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県東温市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ