うしのこくまいり
丑の刻参り
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 深夜に社の木へ人形と五寸釘を打ちつけ、恋敵を呪うという話が語り継がれている。
- 細部
- 夜更けに桧の木を打つ音を聞いた子どもが親に尋ねると、妻が人形に五寸釘を打ち込み、夫の相手を呪い殺しているのだと教えられた。途中で出くわせば追いかけられる、幾晩も通い続ければやがて牛が現れて邪魔をする、とも言い添えられたという。白装束の姿で家の脇の道を通っていったという証言や、社の木に貼られた紙の人形の喉首に釘が刺さっていたのを見たという話も残る。触れれば呪いが自分に移るとして、誰も剥がさなかった。髪を下ろして鉢巻に蝋燭を二本立て、胸に鏡を当てて詣でたという歌まで伝わっている。
- 広まり方
- 1972年の『民俗文化』に載る田村博「大津市田上地方の婚姻習俗」に四つの聞き書きが記録されている。
- 地域
- 滋賀県大津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ