うしのこくまいり
丑の刻参り
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 白装束に蝋燭を灯した姿で氏神の社へ通い、四十八日かけて人形に釘を打ちつける呪いの作法。
- 細部
- 丑満時、白い装束をまとい、頭に蝋燭を三本立て、口には剃刀を含み、胸に鏡を当て、髪を垂らして氏神の社へ向かう。太い木に人形を五寸釘で留めるのだが、一夜に打てるのは一本きりで、四十八日のあいだ続けなければならない。満願の晩には牛の姿になった氏神が現れて思いとどまらせようとするが、その背を跳び越えて最後の一本を打ち終えれば願いは叶い、呪われた相手は命を落とすという。人に見られれば効力が消えるため、出くわした者は殺されるとも語られ、信楽の長野の宮でこれを目にした者が捜されながらも逃れたという話が伝わる。
- 広まり方
- 1972年の『民俗文化』所収、田村博「大津市田上地方の婚姻習俗」に記録がある。
- 地域
- 滋賀県甲賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ