うしのこくまいり
丑の刻参り
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 深夜に神社のご神木へ、恨む相手に見立てた藁人形を打ちつけ、日数を重ねることで呪いを成就させようとしたとされる呪術の風習。
- 細部
- 白装束をまとい、頭にろうそくを立てた鉄輪をかぶった姿で、丑の刻(深夜1時~3時ごろ)にご神木へ藁人形を打ちつけるという古来の呪術とされる。京都の貴船神社が発祥地として最も知られる。原型の一つとされる「宇治の橋姫」の説話では、夫の不実に苦しんだ女性が貴船神社に籠って鬼に変えてほしいと祈り、生きたまま鬼女となって恨む相手を呪い続けたとされ、これが下敷きになっている。現在よく知られる作法は江戸時代に定着した。
- 広まり方
- 科学的な効果は実証されておらず、「呪われているかもしれない」という思い込みが自己暗示のように働くノーシーボ効果の一例として研究で取り上げられることもある。ご神木に人形を打ちつけるという呪いのモチーフは、現代の学校の怪談や創作ホラーで繰り返し使われる定番の呪術描写として定着している。
- 地域
- 京都市・貴船神社周辺
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ