うしがふちのくも
丑ヶ淵の蜘蛛
国内
未確認生物
- どんな話か
- 丑ヶ淵のほとりで木を目立てていた山子に、小さな蜘蛛が糸をかけては淵の主とやり取りしたという話。
- 細部
- 田中にある丑ヶ淵のほとりで、山子(炭焼き職人)が道具の目立てをしていたところ、どこからか小さな蜘蛛が現れ、幾度も彼の親指に糸をかけてきた。不審に思った山子が刀鉈を使い、糸を切り株のほうへ移し替えてみると、淵の底のほうから「ええか」と呼びかける声が聞こえた。糸を移された蜘蛛が「ええぞ」と答えたとたん、切り株はすさまじい力で引っぱられ、そのまま淵の中へ引きずり込まれていったという。
- 広まり方
- 1989年発行の『常民』誌に、中央大学民俗研究会による鳥取県西伯郡西伯町の調査報告書の一編として収められている。
- 地域
- 鳥取県南部町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ