うしにひかれてぜんこうじ
牛に引かれて善光寺
国内
未確認生物
- どんな話か
- 信心のない老婆が布を奪った牛を追ううち善光寺へ導かれ、牛は金色の仏像だったと知る。
- 細部
- 寺参りを頑として嫌う老婆が河原で布をすすいでいると、一頭の牛が現れて布をさらっていった。老婆は罵りながら後を追い続け、気づけば善光寺の境内に入っていた。本堂へ踏み込むと牛の姿はどこにもなく、金色の仏像が据わっているばかりだったという。翌日、村の観音堂の本尊の首に、奪われたはずの布が掛かっていた。牛が道々たらしたよだれは経文の字となって地に残り、南無大般若波羅蜜多と読めたので、老婆は幾度もこれを唱えたとも語られる。仏が獣の姿を借りて信心を起こさせた話として伝わる。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』に載る中田千畝の一編に記録がある。
- 地域
- 長野県小諸市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ