うんさだめばなし
運定め話
国内
未確認生物
- どんな話か
- ユイフクが石陰で語り合う娘の運命を漁師が立ち聞きし、それが我が子の未来だと知って対策を講じ、娘を定められた死の運命から救った。
- 細部
- レイ子氏が母の大塚スミから伝え聞いた話である。嘉鈍の漁師が志戸桶へ魚を取りに出かけたところ、塩道と佐手久の間にある石のそばで、ユイフク(ユイブク)と呼ばれるものたちが話し合っているのを耳にした。彼らは、二、三日のうちに嘉鈍に生まれる女の子はやがて志戸桶へ嫁入りし、その嫁入りの日に雨が降って岩が崩れ、命を落とすだろうと語っていたという。漁師が家に帰ってみると、それはまさに自分の家に生まれた娘のことであった。しかし父の機転による言葉のおかげで、娘は定められたイヤギ(運命)から逃れることができたと伝えられている。
- 広まり方
- 2001年の『南島研究』に掲載された本田碩孝「喜界島の伝承―柏木貞治・レイ子聞書」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県喜界町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ