うんめいのかみ
運命の神
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 神々の立ち話で知った女児の死の運命を漁師が救い、以来子供の額に鍋墨をつける風習が始まったという由来譚。
- 細部
- ある晩、漁師が物陰で神々の立ち話を耳にした。その晩生まれたばかりの女の子は、将来嫁入りする日に雨を避けようとして入った木のうつろが倒れ、下敷きになって命を落とす運命にあるというのである。歳月が流れてその娘が嫁入りする日、まさに雨に降られてうつろの木に身を隠そうとしたところを、話を覚えていた漁師にとっさに助けられ、無事に難を逃れることができた。この出来事があって以来、子供が生まれるとすぐに運命の神が定めた悪い因縁を払うためだといって、額に鍋の墨をつける風習が広まったと伝えられている。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』掲載、茂野幽考「南西諸島の伝説(ニ)」に記録されている。
- 地域
- 鹿児島県奄美市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ