ごごうぬまのうなぎのよめ
五合沼の鰻の嫁
国内
未確認生物
- どんな話か
- 鰻の脊を薬と偽って飲まされ全快した姫が沼に身を投げ、鰻に嫁ぐ運命だったと明かしたという話。
- 細部
- 南部彌六郎の姫が病に伏せった際、卜者の占いに従って飲んだ薬は埋木だと聞かされていたが、実際には鰻の脊であった。病がすっかり治った姫は、その後五合沼に身を投げてしまう。母親が呼びかけると、姫はもとの姿のまま水面に現れ、自分が飲まされた脊を持つ鰻はもともとこの沼の鰻に嫁ぐはずだった相手だが、脊を傷つけられたために嫁入りできなくなってしまった、その身代わりとして自分がこの沼に来たのだと語ったという。人と鰻の縁が、薬という思わぬ形で結びついた異類婚の話である。
- 広まり方
- 1930年の『旅と伝説』所収、田中喜多美「郷土伝説―岩手雑纂(ニ)―」に記録がある。
- 地域
- 岩手県八幡平市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ