うみゆうれい
海幽霊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 師崎では旧暦大晦日に船を出すと船幽霊が「あかとりくれい」と現れるため、水が汲めるよう底の抜けたひしゃくを渡す習わしがあるという。
- 細部
- 師崎の地では、旧暦の十二月三十一日には決して船を出さないものとされてきた。もしこの日に船を出してしまうと、まわりに船幽霊が現れ、「あかとりくれい」と言いながら近づいてくるのだという。あかとりとはひしゃくのことで、うっかり普通のひしゃくを投げ渡してしまうと、船幽霊はそれを使って幽霊船にたまった水をどんどん汲み出し、こちらの船へ入れて沈めようとする。そのためこうした場面に出くわしたときには、底の抜けたひしゃくをわざと海へ投げ込んでやるのがよいとされている。
- 広まり方
- 2001年の『みなみ』に掲載された「海幽霊」に記録がある。
- 地域
- 愛知県南知多町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ