うみへび
海蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 医者に助けられた海蛇が人の女となって子を生し、目をくりぬいた玉を残して去った後、大地震が起きたという伝説。
- 細部
- 寛政の頃、侗庵という名の医者が、殺されかけていた海蛇を助けてやったことがあった。それからほどなくして一人の女がこの家を訪れるようになり、二人の間には子が生まれた。ところがこの女、正体が実は海蛇であったと後になって知れてしまい、我が子のためにと玉を置いて去っていった。その玉は領主に取り上げられてしまい、池に棲む母がもう一つの玉を渡したものの、これもまた奪われてしまう。この玉は、母である蛇がみずからの目をくりぬいて授けたものだったという。まもなく寛政年間の大地震と大津波が起こったと伝えられている。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』所収、榊木敏「伝説の島原(七)―蛇の伝説ニ三―」に記録されている。
- 地域
- 長崎県島原市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ