うみがめをたべたりょうしのたたり
ウミガメを食べた漁師の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 捕らえたウミガメを食べたり見世物に売ったりした漁師が死んだほか、網にかけて死なせた分は供養の石塔で不漁を鎮めたと伝わる。
- 細部
- 漁で捕らえたウミガメを乗組員が食べたところ関わった者たちが次々と死んでいったという話や、同じく捕らえたカメを見世物として売り渡した者が変死したという話が伝わる。また御嶽神社の海亀墓石塔にまつわる話では、昭和42年にイワシ漁の最中に誤ってウミガメを網に巻き込んで死なせてしまい、それから一か月ほど網に入ったイワシがなぜか皆逃げてしまう不漁が続いたが、亀を供養する石塔を建立するとようやく通常どおり漁ができるようになったという。ウミガメを害したり金儲けの道具にしたりすることが、漁師たちの間で祟りの原因として恐れられていたことをうかがわせる。
- 広まり方
- 2003年刊『日本常民文化紀要』所収、小島孝夫による漁業の近代化と漁撈儀礼の変容の論考に記された、三件の伝承をまとめたものという。
- 地域
- 千葉県銚子市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ