なかののかわにでるうみぼうず
中野の川に出る海坊主
国内
未確認生物
- どんな話か
- 海を持たない土地でありながら、川に出るものとしてこの名が記録されている。
- 細部
- 北信の俗信調査は妖怪の出没地を場所ごとに分けて尋ねているが、この土地では川の欄にこの呼び名が現れる。本来は海の怪として知られた名が、内陸の川へ移されて用いられている点が興味深い。海を見たことのない人々にも名前だけは知られており、身近な大きな水である川に当てはめて語られたのだろう。姿や振る舞いについての記述は伴わず、名と場所の対応だけが残されている。
- 広まり方
- 1988年刊の『長野県史 民俗編 北信地方』の俗信の章、妖怪の項に川に出るものとして載る。
- 地域
- 長野県中野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ