なかがわのうみぼうずのないりくでんらい
中川の海坊主の内陸伝来
国内
未確認生物
- どんな話か
- 海に現れる妖怪として名が挙がるが、語られたのは海を持たない内陸の山村である。
- 細部
- 県史の聞き取りでは、妖怪の出る場所を道・家屋敷・山・川・海などに区分して問うており、その海の欄にこの名が記録されている。ところがこの土地は南信の山間にあって海に面していない。実際に見た者の話ではなく、海の怪として広く知られた呼び名が、書物や旅人を通じて内陸まで届き、俗信の目録の中に居場所を得たものと考えられる。土地の実景と語彙のずれが、そのまま記録に残された例といえる。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の俗信の章に、海に出る妖怪として載る。
- 地域
- 長野県中川村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ