まつやましのちょうじゅをまねくうみぼうず
松山市の長寿を招く海坊主
国内
未確認生物
- どんな話か
- 赤銅色の坊主頭に手足と短い尾を持ち、見た者は長生きするといわれた海の怪。
- 細部
- 二神の沖に現れたと伝わるもので、頭は剃ったように丸く肌は赤銅色、丸い目と手足があり、七、八寸ほどの尾を備えていた。泳ぎは人よりいくらか遅かったという。姿を見た者は長寿を得るとされ、恐怖よりも吉兆として語られる点が目を引く。昭和の初めにも同様の目撃が伝えられている。ただし宇和島の方には、舟に上がってきたものを槍で追い払った漁師の妻が、按摩に化けたこの怪に殺されたという恐ろしい話も残る。
- 広まり方
- 1968年の『あゆみ―忽那諸島の民俗―』(森正史監修)、1985年の『伊予の民俗』所収の佐々木正興「伊予の妖怪変化」、1983年刊『愛媛県史』第五章第三節「憑きもの・妖怪伝承」に見える。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ