かつやまのしるしをたどるうまれかわり
かつやまの印をたどる生まれ変わり
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 死んだ者が背中や足裏の印を頼りに別の家へ生まれ変わったとされる話が勝山市にいくつも伝わっている。
- 細部
勝山市には、死んだ人が別の家に生まれ変わったと語られる話がいくつも残っている。あるエエトコの一人息子が亡くなった際には、あまりに可愛がっていた子だったので、生まれ変わった先で見分けられるようにと足の裏に文字を書きつけておいたが、生まれ変わった先が皮屋という卑しめられた家だったため、結局迎えに行くことはできなかったという。また、頭の弱い五兵衛という男は松岡の殿様の家に生まれ変わり、背中には「丑ケ谷 五兵衛」とはっきり書かれていたため、殿様の家老がのちにその生家を確かめに来たこともあった。
さらに、7、80年前に片瀬で亡くなった三治郎という男は下庄村の酒屋に生まれ変わり、背には黒々とした墨で「三治郎」の字が大きく書かれていたが、産婆が湯で洗っても消えず、山伏に占ってもらったところ片瀬の土で洗うようにと言われ、そのとおりにするとようやく消えたと伝えられている。
- 広まり方
- 1944年の『民間伝承』所収、石畝弘之「生と死のイゲ」に記録がある。
- 地域
- 福井県勝山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ